こちらでは、ソルト焼き入れについて、仕組みや特徴をまとめています。ソルト焼き入れについて興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
ソルト焼き入れは、塩化カリウム・塩化ナトリウムなどを主原料にした薬品を加熱し、その中で製品を過熱。その後、低温のソルト液に製品を移して急冷し、焼き入れを行う処理方法のこと。
通常の焼き入れは電気炉やガス炉で行いますが、母材となる素材の大きさなどによって内部に熱勾配が発生すると歪みが発生してしまいます。
一方ソルト焼き入れの場合は、金属を塩浴剤に漬けて熱処理を実施。空気による酸化を防止し、酸化皮膜を最小限に抑えられるほか、製品全体に対して熱処理を均一に行うことが可能です。
ソルト焼き入れは、塩浴剤という液体の中で浮力があるという点と、油に比べて高い温度で冷却できるのでが少なく仕上げられるという特徴があるため、油冷鋼の焼き入れに適しています。
製品を熱する前には、350~450℃の状態でだいたい10~60分程度の予熱を行います。加熱段階の温度は830~850℃で、塩浴剤に浸ける時間も製品の大きさによって調整します。
焼き入れの工程がソルト焼入の一番大事なところで、知識と経験がなければ、曲がりや硬さ、反り、歪に大きな影響が出てしまいます。
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ソルト焼き入れの主な特徴としては下記の3点。
また、塩には、空気よりも熱の伝わり方が大きいという特性があることから、急速な加熱・冷却ができる点もポイント。
液化した塩浴剤に浸漬することで、製品に適度な浮力を与えつつ浮かびあがらせずに熱処理が可能。
加熱による変形などもあまり起きませんので、真空炉では得られないような熱処理を行えるソルト焼き入れは、欠けたり割れたりしやすい、高負荷工具などに使用される焼き入れ方法です。
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